復刻版「空っぽの希望」

世界平和を祈りつつ、今回はまたまた復刻版の詩の掲載をさせて頂きます。

いつ作ったのか忘れましたが相変わらずな痛い詩です。

ここに出てくる「死に甲斐」とは、「生き甲斐」の死ぬ時バージョンという意味で、死して完成される意味合いというかなんというか。

これも色んな意味に捉えられると思いますが・・・

例えば、画家が絵を描きました。
死する時にその死によって絵に更なる力が籠りました。

そんな意味合いですね。

昔の有名な画家さんは死んでから作品の価値が上がった方々もいる訳です。
その中には、こういう類の方々もいるのだろうという私の解釈でございます。

それをベースに作った詩でございます。




題名は「空っぽの希望」です。


気が向いたら覗いてみてください。





◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

「空っぽの希望」


誰かの傲慢 無責任な妥協の果て

今日も島が消え 砂漠が広がる
上昇し続ける気温 恵みは嘆きへと変わる
誰かの都合で 陸地すら形を変えながら
大地を 大気を 独断で犯していく

他の命は 簡単に切り捨てられるのに
種の命は ツナイデ ツナイデ・・・

降り注ぐ終焉すら 平等にあらず

僕ら 何処に向かっていくのかな


そして今日も 大地の黒い涙
顔に塗ったくり 満面の笑みを作る

なるほど
欲の皮は 地球の涙で作られるんだ

夜の静寂 生まれし音の本当の意味
知る余地もない その身 その笑顔

僕の目には 浅はかで儚い恐ろしき人の姿
誰かの目には 綺麗で可憐な大輪の華の姿


預言者は 誰かの欲で浮き出る痣を摩りながら
視力さえ失われた ガラス玉の目を細め

「先がみえるという事は つまらない事ですよ」
そう 淋しそうに微笑んだ

その言葉 最近は何となく理解できるよ

でも僕は偽善者だから 
見返りは期待しないけれど
彼の様には尽くせないんだ

与えている事を自覚している 浅はかな吾身だから


今日も何処かの国では
大地を抉り 血縁を引き裂き
断末魔の記憶を命の炎と共にdeleteしていく

その銃口の先には 笑顔があるの?
その爆弾の先には 民の平穏があるの?
その茸雲の先には 大地の恵みが降り注ぐの?

誰かの欲の集合体 引き起こす結末
その嘆き受け止めるは 欲を発した個々にあらず

恨みは 次の恨みしか生まないのに

責任って何なのかな
誰が尻を拭うと思っているのだろう

replay
なんて不可能なのに


何処の国も 何処のstage
沸々と蟠りが湧き それを火種に争いが熾る

人の弱き心が引き寄せ 
人の絶え間ない欲が拡大させるんだ

蟠りの拡大した先 侵食する闇に侵されし心

弱き心 巧みに突かれたソイツは
誰がどんな立場であろうと
穿る場所を的確に探し出して
責め蔑みたくなるんだ

そして蟠りの連鎖を繰り広げて行く


嘆きも悲しみも 深々と降り注ぐ
果てしなき monochromeな世界


光と闇の先端が 浅ましき吾身
空っぽの希望に 「死に甲斐」を与える

あの預言者の願いも そういや同じだったな

ちっぽけな葛藤に蝕まれる 小さき吾身ゆえに
僕だけの与えられし歯車 荷が重いよ

只ひとつ 理解できるのは
「死に甲斐」 辿り着くまでは棘の道
膨大な光からは 色濃く伸びゆく影

か細き心なら侵食されるだろう

絶大な意味 膨大な虚無感
今も躊躇い 問い倦むんだ

せめて僕の廻り 僕が再び歩みだす前に
闇に焼かれぬ為に 無益な争い起こさぬ為に
心弱き人から遠ざかりたいよ

僕は争いたくないんだ
人を敵に据えたくもない

今は それすら 叶わぬ願いなのか

あの魂の傍にいたい
その願いすら 今も叶わない

ならば せめて君と・・・

それすら 叶わぬ願い
僕の空っぽの希望


それでも僕の歯車で 鎮まる嘆きもあるから

空っぽの希望 虚無感 
誰かの生の為 「死に甲斐」で満たして

monochrome
の比率 前人未到の確率 変えゆく先に
穏やかな循環 訪れる日がくるならば 
僕だけの終焉を迎える為
次の循環で待つ あの魂を抱きしめる為

また独り 歩きだそう



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by ukyo-p | 2015-08-14 20:17 | ◆ひかえめに◆詩◆ | Comments(0)

現代版ロマン派&象徴主義を目指している長野県松本市の画家(♀)。車にも描いたり。作家活動と日々のあれこれ趣味嗜好を綴ります。MINERVA会員、国際平和美術会会員、英国王立芸術家協会名誉会員。国内、国外で活動中。


by 卯京華月(うきょうかげつ)
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